人は他人が自分の考えとは違う行動をしたり、発言をすると、
こうすればいいのにとか、自分ならこうやったら絶対うまくいくのにとか不満を感じます。
そして、それを伝えても理解されなかったり相手が変わらないと、腹を立てたり怒りを感じます。
基本的に他人は自分の思い通りには動きません、変えなければならないのは、自分の考えや他人に対する捉え方だと考えます。
カッとなって相手と口論して相手を怒らせてしまった。そしてそこから彼が手に入れたものは、自分が望んでいないものばかりでした。
「こうすれば必ず人は動く」デーネル・カーネギー著
頭にきたからといって、それをすぐに相手に感情のままぶちまけたとしても
それが相手に伝わり理解されることはありません。
感情のまま、強い口調で自分の意見を押し付けることで、相手が間違っていたと気づくはずもなく、
ただ「この人は怒っているな」という事実だけしか伝わりません。
「この人は怒るからあまりかかわらないでおこう」という防御の気持ちが生まれます。
どんなに、自分が正しいと思うことを相手に伝えようとしても、
怒りやいらだちの感情のまま、相手に伝えても、
あなたの正義は伝わることなく、あなたの怒りしか相手には伝わらないということです。
理解されたいのなら、相手の考えも尊重しつつ、
それでも、自分の考えがあなたが正しいと思っているのなら、相手も自分の考えが正しいと思って行動しているのですから、
それを、頭から否定するような怒りに任せた感情のみで動く行動や発言は、何も生産的なものを生むことはないのでしょうね。
コメント